2022年5月21日
こんにちは。別府優子です。
【歯ぎしり】編の最終話!
「では、どうしたらいいの?」
本音の発言を許して頂けるのでしたら・・・・・・
「成人は全員、マウスピースをした方がいい!」
当クリニックのマウスピースは、上顎に装着するハードタイプ。
技工士が、咬合器上で、正常な咬合様式を付与したものです。
ほとんどの方は、多かれ少なかれ歯ぎしりしています。
全ての歯の安全を願うからこそ【全員マウスピース着用】が、本心です。
でも、年齢の割に歯が削れていなかったり、知覚過敏が全然ない方に、強くお勧めはしません。
また、不眠症気味の方も、無理には言えないですね。
もちろん、お勧めしても断られることもあります。
(不思議なことに、断る方に性差があります。どちらだと思いますか?)
作っても使っていただけないのでしたら、もったいない!
ただ、今後、起こりうるリスクなどをお話しして、ご理解いただきます。
保険治療で作製できますので、お気軽にご相談くださいね。
2022年5月20日
こんにちは。別府優子です。
では、前回に引き続き、今回は【歯ぎしりの種類】について。
歯ぎしりの種類は、3種類あります。
①クレンチング
これは、咬んだ状態をキープしたまま加重をかけていく、いわゆる【食いしばり】です。
歯が真っ二つに割れる可能性が一番高いです。
(因みに、私もこのタイプです。)
②グラインディング
これが、一般的な音が鳴るタイプの【歯ぎしり】です。
このタイプの方は、歯が水平的に削れていき、歯の形態悪化、知覚過敏、顎関節症を誘発しやすいです。
グラインディングタイプの人が、一番人数が多いように思います。
③タッピング
タッピングタイプは、上下の歯をカチカチと音が鳴るように、叩き合わせているような感じ。
やっている人は少ないように思います。
また、寝ている間、というより、意識のある時に悪習癖としてやっている方が多いでしょう。
さて、みなさんはどのタイプでしょうか?
そう聞かれても、就寝時のことですし、「俺はやっていない!」という声も、聞こえてきます。
では、次回は、「じゃあ、どうしたらいいの?」という解決編にいきましょう!
2022年5月19日
こんにちは。別府優子です。
先日【歯ぎしり】のお話をしましたね。
「自分はやっていないし、あまり縁のない話だな。」
と、思ったそこのあなた!!
実は、現代人の8割ほどの人は、何らかの形で【歯ぎしり】を行っています。
(例外に漏れず、私もやっています。)
「でも、例え歯ぎしりしていたとしても、それが何か?」
という声も聞こえてきますので、【歯ぎしり】について、深堀りしていきたいと思います。
まず、【歯ぎしり】のメカニズムですが、
眠りが浅い時間に、無意識に頬の筋肉(咬筋)に力が入ることで起こる一種の「ストレス発散」行為と考えられています。
そして、歯ぎしりによる悪影響ですが、
①歯が削れてくる(ひどい場合、神経が出てくる)
②歯の根元(歯頚部)が削れてくる
③歯にひびが入るなどして、歯がしみてくる(知覚過敏)
④顎関節症が発生する(ひどい場合は耳鳴りも)
⑤首回りや肩こりが出る
⑥歯周病が進行する
⑦歯が破折する(ひどい場合は真っ二つ!)
⑧歯を支えている周囲の骨が添加によりボコボコしてくる(骨隆起)
⑨かぶせモノや詰め物が外れる
⑩歯並びが悪くなる
等々です。
【歯ぎしり】のことを、専門用語で【咬合性外傷】と言います。
咬合による外傷ということ。
なかなかの危険人物です。笑
次回は、【歯ぎしり】の種類について、お話ししますね。
2022年5月17日
こんにちは。別府優子です。
今週のお花を更新しました。
【ヒマワリ】と【ベニバナ】
元気カラーです!
【カーネーション】も黄色がキレイ!
花台のお花は、ピンクの【バラ】を中心に背が高いものを組み合わせてみました。
見るアングルによって、表情が変わりますね~♬
2022年5月16日
こんにちは。別府優子です。
受付の小さな飾り棚をご存知ですか?
季節のオブジェや小さなインテリアを飾っています。
お正月には【七転八倒】のだるまを飾っていました。
今日は、スタッフが実家の庭に咲いているバラを一輪、持ってきてくれました。
素敵ですよね。
お庭にバラが咲いてるなんて、贅沢な空間です。
バラを挿した一輪挿し。
【能作】という鋳物のブランドのモノです。
以前、紹介しましたクリスマスローズの足元にも、【能作】の錫製のかごを置いていました。
金属ですが、温かみがあって、どんな部屋にもマッチします。
お勧めですよ。(博多阪急と三越にお店があります)
【能作】公式サイト→https://www.shopnousaku.com/
2022年5月14日
こんにちは。別府優子です。
前回は、セラミックのメリットを、銀歯と比較してお話ししました。
今日は、セラミックのデメリットについて。
セラミックは前述しましたように、「陶材」で出来ています。
ということは、『割れる可能性がある』ということ。
患者さんによっては、
「氷をガリガリ咬むのが好き」
「ピスタチオやくるみの外殻を歯で割ります」
「梅干しの種の中身を取り出さないと気が済まない」
などなど。
歯医者さん泣かせの個性派も、少なくありません。涙
また、一番の問題は「歯ぎしり」
以前もご紹介しました、歯が削れてしまうほどの歯ぎしりをなさる方には、セラミックはあまりお勧めできません。
セラミックをなさるご相談を受けた際は、そのような話もした上で、決定していただきます。
ご希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご相談くださいね。
2022年5月13日
こんにちは。別府優子です。
前回は、セラミック治療をして、とても喜んで頂けた患者さんのお話をしました。
セラミック治療は、
「見た目が美しいから」
という理由だけで、選ばれているわけではありません。
セラミックは「再度、虫歯になるリスクが低くなる」という点で、とてもおすすめです。
主な理由は二つ。
①素材の物性 ②接着方法です。
①さて、セラミックは、日本語で「陶材」お茶碗などの陶器と同じ素材になります。
口の中の汚れ(プラーク)は、銀歯より陶材の方が付きにくいです。
そして、銀歯は「銀」で出来ているわけではなく、色々な金属の合金になります。
そのため、金属アレルギーが出てしまう可能性を秘めています。
また、銀歯の硬さは歯牙よりも固く、使っているうちに削れ方に差が出て、隙間が出来る可能性があります。
②さらに、接着方法にも差があります。
銀歯を付けるセメントは「化学重合」型で、時間をかけて固まるタイプ。
これは、水分100%(唾液がある)の口の中では、だんだん劣化していきやすいです。
セメントが溶け出すと隙間ができ、そこから2次う蝕が出来てしまいます。
これが、「銀歯が外れると虫歯になっている」仕組みです。
それに対してセラミックは、「光重合」型のセメントを使用しており、特殊な光を当てることで、歯牙・セメント・セラミックを一体化してくれます。
ですので、外れる可能性が、ほぼありません。
少し、専門的で、難しい説明になったかもしれません。
つまるところ、「美しさ」と「もう一度虫歯になりにくさ」でセラミックをお勧めしている、というわけです。
次回は、そんなセラミックのデメリットをご紹介します!
2022年5月12日
こんにちは。別府優子です。
「キャラメル食べてたら、銀歯が外れました」
そういってお見えになる患者さん、結構いらっしゃいます。
ハイチュウもグミも、お餅もガムも、銀歯を外しやすいです。
そうなんです!!
銀歯は外れるんです!!
そして、銀歯の外れた歯は、大体虫歯になっています。
写真は、当クリニックで「銀歯が外れたので治療をして欲しい」とお見えになった方です。
予想通り、外れた銀歯の下はムシバです。
(銀歯はセラミックに比べると、虫歯の再発率が高いことは、また後日お話ししますね。)
患者さんは、銀歯であることにかなりコンプレックスを感じられており、セラミック治療を選択されました。
キレイになりましたね。
患者さんは大満足です。
ニコニコの笑顔で帰って行かれました。
私たちも、とても嬉しい瞬間です。
セラミック治療の優れたところは、見た目だけではありません!
次回、セラミック治療のメリット、デメリットをお話しします。
2022年5月10日
こんにちは。別府優子です。
今日は、当クリニックに親子で通院して下さっているHさんのインプラントのオペでした。
このお母さまとお嬢さまは、共に「歯科治療が怖い・・・」方でして、「優しくお願いします。」と、いつもおっしゃっています。
「歯医者さんが苦手」と言われる方は、多いと思います。
逆に「歯医者さん、大好き!」という方の方が珍しいくらい。
でも、皆さん、ご自身の健康のために、頑張って通院していらっしゃるんです。
患者さんによっては、年単位で治療に通われる方もいます。
「頑張っていますね!治療するのは私たちですが、患者さんの努力あってこその治療ですから。」
と、お声掛けした時、涙されたこともあります。
ご自身のためとはいえ、ちゃんと通って下さることに感謝です。
さて、Hさんのインプラントのオペですが、
事前にCTから、インプラントの径や長さ・形状などをプランニングして、準備をします。
一緒に、骨の残量や、上顎洞までの距離などもチェック!
プランニング通りの位置に埋入できました。
(骨が元々少なかったので、予防的に人工骨を填入しています。)
オペ後、「昨晩、ドキドキして眠れなかったのよ~」と患者さん。
頑張りましたね! お疲れさまでした。
2022年5月9日
こんにちは。別府優子です。
GW終わりましたね。
皆様、どのように過ごされましたか?
休暇の長い方は、本日(5月9日)がGW明けの初出勤の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、特に旅行などに行くわけでもなく、プレゼンをつくったり、たまった家事をこなしたりと、何となく過ごしてしまいました。
それでも、1日だけは、患者さんに誘われて【タケノコ堀り】に行ってきました。
山をお持ちの患者さんが
「タケノコを掘らないと、竹藪になってしまうから、ぜひ!」と誘って下さいました。
実は、去年も、一昨年も誘って下さっていたのですが、日程が合わず、今回初めての決行でした。
「大勢でいらして下さい」とのことでしたので、お友達を誘っていきました。
初めてのタケノコ掘りで分かったことは、【思った以上に食べるところが少ない】ということ。
もう、ほとんど外側の皮で、食べることろほんの少しです。
こんなに苦労して、私たちの台所に届いているんだな…と。
いい経験になりました。
何より、インドアな生活をしている私は、久しぶりの山の散策(?)が思った以上に、気持ちがよかったです。
「登山に行ってみるかな~」なんて、思った1日でした。