2020年8月25日
こんにちは。別府優子です。
先日、5歳の女の子とこんな会話のやり取りをしました。
「わたし、はやく大人になりたーい」
「どうして大人になりたいの?」
「だって、大人になったらおべんきょうしなくていいんだもん」
「え~!?大人になっても勉強するんだよー!人生、死ぬまで勉強だよー!」
「・・・??」と、無言で首をかしげて、どこかへ行ってしまいました。
子供なりに、【机上の勉強】は大変だと感じているんでしょうね。
確かに、自分の子供時代も「モーーー!勉強やだーー!お母さん、今3次方程式とか使ってるの?いらないよね???」などと、
親に噛みついていました。苦笑。
今、大人が学ぶべき科目があるそうです。
①哲学 ②プログラミング ③芸術
正直、私がどれも人生の早い段階で ”苦手分野” として取り扱ってきたものばかり。
今一度チャレンジしようと、一冊の本を読みました。
『13歳からのアート思考』
なぜ、13歳かと言えば、中学1年生になると、図工→美術と科目名が変わり、ここあたりから楽しくなくなってくる、と著者は言っています。
これ、納得ですよね。
美術館に行くのは好きで、このあたりだけでなく、海外旅行や留学先でも、美術館や博物館はよく行っていました。
でも、「こんな鑑賞の仕方でいいの?」という疑問は確かにありました。
回答を見つけられずして、現在に至る・・・そんな感じでした。
アートとはあまり縁のない人生を歩んできた、と思っていましたが、実は違っていたんです!
アートは日常にあふれているのです!
この本は、最近読んだ本の中で、(期待値が低かったこともありますが)抜群に面白かったです!
中高生~大人まで、どの年代の人も楽しく読める本です。
『アートとは?』と『人生とは?』と自分に問い直したくなる考えさせられる一冊です。
著者は現役の美術の先生で、文章は易しく、一気に読んでしまえます。
これ、絶対に読んだ方がいいです!(押しつけがましい?笑) 本当に面白い!!!
もし、読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひ感想を語り合いましょう!
2020年8月20日
こんにちは。別府優子です。
猛暑日が続きますね。朝夕は、少し体感温度が下がったように思いますが、日中は息ができないほど暑い!!
屋外で仕事をなさっている方は、熱中症に気を付けて下さいね。
そして、屋内で熱中症で亡くなる方は、ほとんどエアコンを使用していない方だとか・・・。
私の母も『THE昭和の人』なので、エアコンはなかなか付けず、「夏は汗を流さなきゃ!」なんて口癖の様に言うので、
「エアコン入れなきゃ死んでしまうよ?」と何度も何度も繰り返し伝えています。
そして、暑いのは人間だけじゃないようです。。。
奈良県庁前のシカ公園の様子。
シカだって、暑いよね。。。
動物の本能で、涼しい場所を探し出して涼んでいるのでしょう。
「猫もコタツで丸くなる~♬」の夏バージョンですね。
猛暑の中、何だかほっこりする記事でした。
2020年8月12日
★ 暑中お見舞い申し上げます ★
2020年8月12日
こんにちは。別府優子です。
通院してくださっている皆様はお気づきでしょうか? キッズルームを模様替えしました!
テーマは『お祭り』です。(火を見るより明らかですが・・・)
今年は各地で、お祭りは全部中止ですね。
夏祭りも花火もりんご飴もかき氷もなし! 本当に悲しい限りです。
私は、毎年母の実家の近くの『長垂の花火大会』を楽しみにしているのですが、それも中止でした。
ですので、皆さんに気分だけでも『おまつり』を味わってほしく、今夏のテーマとさせてもらいました。
個人的には、タコのバルーンがお気に入りです!
通りがかりの方は、チラリ見られて、少しでも夏を楽しんでくださいね。
2020年8月8日
こんにちは。別府優子です。
先日、高校時代、仲の良かった友人がクリニックを訪ねてきてくれましたー!
高校を卒業してずいぶん経ちますが、会うとやっぱり女子高生に戻ります(気分が。笑。)
数年ぶりに会う友達も、相変わらず元気で、とても癒されました!
こんな時期なので、『お酒を挟んでの語らい』とはいきませんでしたが、久々の再会に心躍りました。
ありがとう~♥
いつかまた、仲良し5人組で集まりたいですね!
2020年8月4日
こんにちは。別府優子です。
今日はデジタルX線についてお話しします。
X線撮影に使用される放射線は、テレビや電子レンジで発生する電磁波の一種と同じものです。
私たちは、普通に生活していても放射線の影響を受けています。
具体的に数字にすると、以下のようになります。
医療法に定められた全身の年間最大許容被曝量 50mSv
通常生活における自然放射線などの年間被曝量 2.4mSv
従来の歯科用X線撮影時の被爆量 0.01mSv
そして、デジタルX線撮影では、従来のX線の1/4~1/10の放射線で撮影が可能です。
元々少ない放射線をさらに少なくしたものが、デジタルX線撮影になります。
以前、X線撮影の重要性をお話ししましたが、当院では、できる限りの安全性を考え、撮影を行っております。
また、妊娠中の方など、少しナーバスになりやすい方に関しましては、かかりつけの産婦人科や内科で先生にお尋ねした後で、撮影させていただくなどのご相談も受け付けています。
多くの患者さんに、気持ちよく、そして安全に通院していただくため、最大限の努力を行っています。
どうか、分からない点などございましたら、お気軽にご相談くださいね。
2020年7月30日
こんにちは。別府優子です。
当院では、治療をする前に必ずX線撮影を行います。
パノラマX線写真
デンタルX線写真
それぞれからたくさんの情報が読み取れます。
パノラマX線写真からは、歯数や補綴物の有無・神経の有無・親知らずの形態などだけでなく、上顎洞・顎関節の形態・骨の中にある炎症や腫瘍なども映ります。
また、デンタルX線写真からは、歯の形態・虫歯の状態・骨欠損の状態・炎症の程度・炎症部位の特定・歯根膜腔の状態などが読み取れます。
列挙したものは、読影のほんの一部ですが、レントゲンから分かることは、本当にたくさんあります。
『診断なくして治療なし』私の尊敬する先生から頂いた言葉です。
診断するためには、絶対にレントゲン撮影が必須になります! なかったら、診断できません!!
また、撮影したレントゲンは、患者さんのユニットの前に大型のモニターに映して、必ず説明するようにしています。
患者さんも、自分のX線写真に興味をもって聞いてくださる方が多く、正確な診断をお伝えすることの大切さを痛感します。
さて、本日はX線撮影の重要性をお話ししましたので、次回は、当院で導入しております【デジタルX線システム】についてお話ししたいと思います。
2020年7月21日
こんにちは。別府優子です。
女性の患者様から『いつもお花がきれいで、とても気持ちがいいです~♥』というお言葉をいただきました。
患者様へのおもてなしのつもりで、院内に生花を置いていますので、その気持ちが届いているようで、とてもうれしかったです。
開院したばかりのころは、毎日があわただしく、少しでも手間を省くために、生花を置くことを避けていました。
お花の先生が患者様でいらっしゃるようになって、その影響からか、できるだけ生花を置くようになりました。
生花は周りの空気まできれいにしてくれます。
ある時、休み時間にお花を活け直していると、たまたまいらしていた業者さんから
『先生、花を触っている時、優しい顔になってますよ』と言われたことがあります。
(いつもどんな顔してるのでしょう・・・?笑)
知らず知らずのうちに、私たちもお花に癒されているのかもしれませんね。
やっぱり自然の力は素晴らしい!
2020年7月16日
こんにちは。別府優子です。
前回に引き続き、tooth wear の原因(内因性因子)についてお話します。
外因性因子としまして、前回、『酸性度の強い食べ物・飲み物』を上げました。
内因性因子とは、『胃酸で歯を溶かしてしまう』ことの原因になります。
誰でも、気分が悪くなったり、胸やけがしたりして、嘔吐することはあります。
ただ、これが日常的に行われれると、pH1~2の胃酸は、歯を溶かしてしまいます。(特に胃液の触れる内側)
『日常的な嘔吐』とは、胃食道逆流性疾患(逆流性食道炎)もしくは 摂食障害(拒食症・過食症など)です。
逆流性食道炎は、日常的に聞かれる症状の一種ですね。
このために、歯が解けてしまっている方は、まず消化器内科で胃食道逆流症を治療することが先決です。
また、摂食障害を患っている方は、嘔吐を習慣的にしている可能性が高いです。
こちらは、自ら嘔吐を繰り返しているため、自分で『摂食障害の治療が必要』だと気が付いていないことがほとんどです。
私たちは口の中を診て、患者さんの摂食障害に気が付くことがあるのですが、繊細な内容なので、患者さんの様子を見ながら、話しをするようにしています。
どちらとも、歯だけを治療しても、原因が他にある以上、それを治していかなければ、完治とはなりません。
つまり、内因性因子が原因のtooth wearは医科歯科連携の治療が必要となります。
2020年7月15日
こんにちは。別府優子です。
当院では、定期的に院内勉強会を行っています。
『患者さん情報の共有』『歯周病治療について』『コミュニケーション方法』など、テーマは様々ですが、どれも、明日からの診療に役立てるためのモノです。
今週のテーマは『tooth wear』 日本語で『酸蝕症』
虫歯でなく、酸性の食べ物や飲み物で歯が解けていく、といったものです。
わかりますか? アイスクリームをスプーンですくったような滑らかにえぐれた部分がtooth wear(酸蝕症)です。
これは、生活習慣病の一つです。
以前、tooth wear(酸蝕症)は職業病だといわれていましたが、現在は、飲食物(特に飲み物)が酸性のモノが多く、歯を溶かしてしまっています
エナメル質が溶け出すのがpH5.5といわれていますが、上の図のようにほとんどの飲み物がそれ以下の酸性度です。
少量飲む分には、唾液の緩衝能で中和してくれますが、日常的に『チビチビ・だらだら』飲むと、歯は溶け出してしまいます。
スポーツ中のスポーツドリンクも、飲んだ後、運動で口の中がカラカラになり、一層溶解が進みます。
もちろん、熱中症などの関係から、スポーツ飲料は良い面もあると思います。
でも、こうした良くない面もあることを知った上で、日常の中に取り入れていったほしいと思っています。
他にも、『健康のためにお酢を毎日飲んでいる方』『炭酸が大好きな方』などは要注意です!
今回は【tooth wear の外因的要素】についてお話ししました。
次回は【tooth wear の内因的要素】についてお話していきます。